- かぜ(インフルエンザ/アデノウイルス/溶連菌/マイコプラズマ など)
- 健診異常(血圧/血糖/脂質異常/肝機能 など)
- 高血圧
- 脂質異常症(コレステロール/中性脂肪)
- 肝機能異常(脂肪肝)
- 痛風/高尿酸血症
- 胃腸炎/便秘/下痢/過敏性腸症候群/慢性胃炎/逆流性食道炎※内視鏡検査は他院に依頼します。
- 気管支喘息
- アレルギー性疾患(結膜炎/鼻炎/食物アレルギー など)
- COPD/慢性気管支炎※安定期
- 虚血性心疾患/心房細動※安定期
- 脳梗塞※安定期
- 片頭痛
- 鉄欠乏性貧血
- 禁煙外来
他、各種疾患診療いたします。健診や予防接種(要予約)も承っています。
ご不明の場合は診療可能かどうかお問い合わせください。
糖尿病は、膵臓で作られるインスリン(血糖を下げるホルモン)が不足しているか、分泌量は足りていても効き目が悪いため、血糖が高くなる病気です。
血糖値は少し高くても無症状です。
しかし、放っておくと徐々に悪化し、将来的に動脈硬化による心筋梗塞、脳梗塞、失明など怖い合併症を引き起こします。
早期に治療を始めると、糖尿病の進行を遅らせ合併症を予防することができます。
一般的な糖尿病です。原因として生活習慣と遺伝的要因(体質)があり、遺伝的要因が2/3程度を占めるといわれています。食事療法・運動療法と薬物療法を行います。特に肥満や脂肪肝がある場合は減量が効果的です。
糖尿病の内服薬は7グループあり、合剤を合わせると30種類以上あります。種類により体重への影響、低血糖の起こりやすさ、合併症への予防効果が異なるため、その人に合った薬を相談して選びます。
免疫の異常により膵臓のインスリンを作る細胞が減ってしまう病気です。
治療はインスリン自己注射です(飲み薬を併用することもあります)。
若いときに発症することが多いですが、高齢になってから発症することもあります。
急に発症するときは口の渇き、多尿、体重減少、倦怠感が出てきます。
ゆっくり発症する1型糖尿病は2型糖尿病と見分けがつきにくいため、血液検査で確認します。
妊娠中は血糖値が高くなりやすく、また赤ちゃんへの影響がみられるため、普通より厳しい基準を使って妊娠糖尿病と診断されます。
食事療法を中心に行いますが、血糖高値が続く場合は出産するまでの間だけインスリン自己注射で血糖を下げます。
当院ではHbA1c、血糖、血球数は院内検査で採血後15分で結果が出ます。
HbA1c測定器はクリニックでは簡易測定器を使うことが多いですが、高い値や低い値が出やすいため、ばらつきを少なくするために当院では病院で使われる専門の機械で測定しています。
また当院では、インスリン治療からの離脱・希望にあわせた薬物治療(「体重を落としたい」「なるべく最小限の薬で」「できるだけ安く」「血糖をできるだけ改善したい」…など)を提供します。
インスリン治療は一生続けなければいけない、と思っていませんか?
確かに、膵臓からインスリンが出ていなければインスリン注射は必要です。
しかし、医学の進歩によって新しい薬が増えており、今までインスリン注射していた患者さんが内服薬に切り替えたり、注射の回数を減らすことができるようになってきました。
インスリンがどのくらい分泌されているかを調べるため、「CPR index」を調べインスリン治療から離脱できるか判定します。
また、1度インスリン分泌量が少ないと判定されても、早期であれば血糖が良好な状態を保つことによってインスリン分泌量は回復することもあるため、それまでの経過が重要です。
糖尿病の薬には、体重が「増える」「変わらない」「減る」薬があることをご存じですか?
1日3回飲む薬があれば、週に1回飲む薬もあります。2つの薬が一粒になった合剤で、より安く、少ない錠剤で治療ができるものもあります。低血糖の心配がほとんどいらない薬や、腎臓をより効果的に守る薬があります。
これらの薬はその人に合わせたおすすめがありますが、個人の考えや生活内容によって選ぶことができます。考えを聞かせていただき、おすすめの薬を説明しますので、ご自分の治療薬を一緒に選びましょう。
糖尿病と付き合っていくのに食事はとても重要です。
血糖を上げやすい食べ物や、血糖が上がりにくい食べ方について相談しましょう。
食の好みは人それぞれですので、お仕着せにならないようにできる範囲の相談をします。
普段の食事内容についてぜひ1度教えてください(初回30分、2回目以降20分です)。
甲状腺は首の前にありますが、通常は触ってもわかりにくい臓器です。
しかし甲状腺の病気により大きく腫れると、触ってわかるようになります。
また、甲状腺ホルモンは、元気と代謝に関わるホルモンで、過剰になると動機、手の震え、体重減少など、不足するとむくみ、気力の低下、寒がりの原因になります。
特に女性に多い病気であり、妊娠や出産との影響や関連が強い臓器です。
バセドウ病は、免疫の異常により甲状腺ホルモンを過剰に産生・分泌してしまう病気です。甲状腺が腫れ、動悸、手の震え、体重減少、目の腫れがでてきます。更年期の症状に似ているため、しばしば診断されないままになっている場合があります。放っておくと不整脈や心不全の原因となります。
診断は、血液検査で甲状腺ホルモンの過剰と、TSHレセプター抗体(TRAb)という免疫タンパク質を調べます。また甲状腺エコーにて過剰な血流が見られ、あわせて診断します。
治療は抗甲状腺薬と呼ばれるメルカゾールや、ヨウ化カリウム、妊娠初期はプロパジールを内服します。内服治療ができない場合や効果不十分なときは、放射性ヨード内用療法や手術を検討します。
亜急性甲状腺炎はかぜのウイルスが全身の炎症を起こし、のどの痛みが出たり発熱します。また甲状腺の細胞が壊れることによって甲状腺ホルモンが過剰になります。バセドウ病で見られたTRAbの増加がなく、甲状腺エコーでも血流増加なく甲状腺がまだら状に暗くなります。時間経過とともに改善してくるため、鎮痛剤や炎症をおさえるステロイド薬を内服します。
主に橋本病にかかっている人に起こります。甲状腺の細胞が壊れることによって甲状腺ホルモンが過剰になります。のどの痛みや発熱はありません。甲状腺ホルモンが高くなったあと、しばしば低くなりその後低い値が続くことがあります。
女性の約1割に発症します。免疫の異常により甲状腺にリンパ球が集まる病気です。甲状腺ホルモン値が正常であれば治療は不要です。橋本病のうち約1割の方が明らかな甲状腺機能低下症となり、甲状腺ホルモン薬の内服治療を続ける必要があります。甲状腺自己抗体(抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体、抗サイログロブリン抗体)が陽性になることで診断します。また甲状腺エコーでは内部が暗くなったり不均一になります。
橋本病の方が妊娠希望でTSH値が2.5μU/ml以上の場合、甲状腺ホルモン薬を内用する必要があります。
甲状腺のしこり(結節、腫瘍)は良性と悪性の病気があり、超音波検査で大きさや形、エラストグラフィ(硬さを判断して色で表示したもの)で診断しますが、超音波だけで100%の診断はできません。必要に応じ、エコーガイド下穿刺吸引細胞診(採血のときに使う針を甲状腺に刺し細胞を少量採ってきて顕微鏡で検査する)や、血液検査で腫瘍マーカーをチェックします。また、良性と診断されても時間の経過で大きくなってきたり、まれに後から悪性と診断されることがあるため、定期的に超音波検査を行い確認します。
良性の結節で、エコーで1個だけのものを腺腫様結節、複数見られるものを腺腫様甲状腺腫と呼びます。
良性の腫瘍ですが、濾胞癌との鑑別が問題になります(細胞診では鑑別できません)。
まれに橋本病の方に発病します。急速に甲状腺が腫れることが多いです。放射線治療や化学療法を行います。
甲状腺癌の90%を占めます。非常にゆっくり進行するため、診断がついても10mm以下であれば手術をせずに様子を見ていくこともできます。
濾胞腺腫と見分けるためにエコー所見や、血液検査(サイログロブリン値)を参考にします。最終的には手術をして判定します。
腫瘍マーカー(カルシトニン、CEA)が高値になります。また遺伝する場合や他の内分泌疾患と合併する場合があります。
甲状腺ホルモンと自己抗体、甲状腺エコーまで1時間で結果が出ます。